インナーバッフルボードって、何者なんですか？
インナーバッフルボードとは、クルマのドアにスピーカーを取りつけるさいに使用する部品のことをいいます。インナーバッフルボードの材質にはＭＤＦ合板や桜材合板などがもっともポピュラーとされ、なかにはアルミニウムや大理石でできたデラックスなタイプも。
インナーバッフルボードを取りつける場合の目的は、大きく分けて２つあります。ひとつは車外スピーカーから純正スピーカーに交換する場合、もうひとつはインナーバッフルボードを取りつけて鋼性を高め音質改善、つまりサウンドアップを図りたい場合です。
最近の純正スピーカーはインナーバッフルと一体設計になっていて、スピーカーを取りはずすと土台（バッフル）もすべて取りはらわれてしまうため、インナーバッフルボードなしではまず取りつけができません。そのまま取りつける場合はボディの加工などが必要になってしまいます。
インナーバッフルボードは取りはらわれた土台の代わりとして補う役目を果たし、ボディの穴をそのまま流用できるため一部の車種以外はほぼボルトオンで装着可能な利便性も兼ねそなえているのです。
現在スピーカーの形はラウンドが主流ですが、一部ではオーバル形も併存の状態。インナーバッフルボードを使用すれば少数派のオーバル形もラウンド形に変更できる点も、長所に挙げられます。